贅沢な逸品を全国からお取り寄せ

この家で一番えらいのは鮭

新潟県村上市

鮭料理の老舗の伝統の味 4つのポイント

  • 江戸時代から代々磨き上げた発酵の技術
  • 伝統ある鮭料理の味を今に伝える
  • 村上の風土が最高の発酵環境を提供する
  • 伝統の技術を生かし新たな価値を生み出す

鮭のまち「新潟県村上市」

江戸時代から鮭と共に歩んできた
鮭のまち「村上市」。
現在村上には、100種類以上の鮭料理が残されている。
塩引き鮭、鮭の酒びたし、鮭の焼漬などが有名である。
身だけではなく、普段は捨てられてしまう部分も
料理として使われ、鮭を残さず食べてきた。
村上の人たちは、鮭をこよなく愛し、
学校では塩引き鮭づくり体験や稚魚の放流なども
授業に取り入れられている。
また、鮭を使った特産品もたくさん作られ、
村上のお土産としても人気を集めている。

自然の恵みがもたらす伝統の味

episode

喜寿を過ぎた今も現役

会長 吉川 哲鮏

村上は百種類以上の鮭料理がある町で、他に例を見ない鮭食文化を築いてきた町である。村上の風土を活かして生まれる塩引き鮭や、骨や内臓、エラにいたるまで普通では捨てられてしまう部位を使う鮭料理など、日本のどこを探しても無い様々な鮭料理が存在する。この鮭料理は江戸時代に花開き、各家庭で代々受け継がれてきた。しかしこれらの鮭料理も戦後は新たな食文化が入ってきて、だんだんと各家庭から姿を消えかかろうとしていた。「このままでは村上の大切な食文化が失われてしまう」と、地元で講習会などを行い、鮭料理の普及に努めたのが、13代の吉川(きっかわ)豊蔵と妻のイサヲだった。吉川家は江戸の寛永年間の創業で、米問屋に始まり味噌醤油の製造、そして造り酒屋と商いを変遷させてきたが、現会長哲鮏の代になって、父母の豊蔵とイサヲの志を受け継ぎ、この村上伝統の鮭の家庭料理を商品化した。

境界線

時代遅れであると世間からは揶揄されたが、村上の大切な食文化を絶やしてはいけないという一心で頑張ってきた。思うように売れない苦しい時代もあったが、近年になって日本の伝統食が見直され、ようやく光が当たるようになってきた。江戸時代から脈々と続く吉川家の鮭料理を基礎とした製品ですが、いまも化学調味料や添加物を使わない本物の味を貫いている。一尾の鮭を慈しむ精神から生まれた、村上の数々の鮭料理。「先人の知恵と汗の結晶であり、先祖からの大切な預り物である鮭の文化の継承と発展に、これからも精進して参ります。」と喜寿を過ぎた今でも村上の食文化に対する熱い想いはそのままである。

  • ヒストリ−1写真
  • ヒストリ−2写真
  • ヒストリ−3写真

episode

村上の風土が生み出す鮭料理

社長 吉川 真嗣

11月に入ると北西の冷たい風が吹き始め、塩引き鮭の仕込が始まる。天井から吊るされた数百匹の鮭をアミノ酸発酵させるために、窓が全て開けられ家の中には冷たい風が入れられる。この塩引き鮭を作る時期は、たとえ寒くても雪が降っていても窓は開けっ放し。おいしい塩引き鮭を作るためには、生活している人間が我慢しなければならない。幼いころから「この家で一番えらいのは鮭で、人間はその次だ」と言われ育てられてきたという真嗣。文化を守るのは大変だと感じながらも、子ども心にも鮭を大切にする思いが芽生えてきたのだという。

境界線

すぐ北に山脈があり、日本海からほどよく離れた内陸に位置する村上では、他の地域にはない発酵環境が生まれる。鮭を吊るして乾かしていく際に、海に近い地域だと海風強く乾きやすいため、3、4日しか吊るさない。また、山沿いの地域では湿度が高く乾かなくなるという。村上の気候では3~4週間かけて鮭を釣るしアミノ酸発酵させる。この期間にじっくりと熟成させ旨味をたっぷり含むことが出来る。村上を代表する鮭料理は、その風土あってこそ長年受け継がれている。「天から与えられた環境の中で、伝統の鮭料理を造れることの幸せに感謝しております」とは真嗣言う。

  • ヒストリ−1写真
  • ヒストリ−2写真
  • ヒストリ−3写真

episode

江戸時代から受け継がれる麹造り

1626年創業の鮭料理店。米問屋として創業し、味噌・醤油、造り酒屋と商いを変えながらやってきたが、いつの時代も「発酵」を軸として営業を続けてきた。特に麹づくりは江戸時代から伝承される手作業を貫いている。同社の麹作りは、「例に始まり礼に終わる」という。麹は繊細な完成を持つ生き物で、全く同じ製法でも気持ちひとつ違えば違う麹ができるという。「自分が麹を造る」と言う気持ちでは良い麹にはできず、「良い麹になって下さい」とお願いしてもうまくいかない。麹と心を合わせて一体となったときに、はじめて最上の麹が出来上がるという。「私たちは麹室に入り、麹に向かい合うたびに、心を清め、麹に感謝し、心を一つにするために、必ず手を合わせます。」と真嗣。礼を尽くすことで、他ではまねの出来ない最上の麹が生まれる。

境界線

麹室の入り口の神棚には「菌(くさびら)神社」のお札が祀ってある。「菌神社」は日本で唯一の菌の神社である。また、扉には「学を修め、技を極め、一(はじめ)に還る」という言葉が貼られている。ここでの「一に還る」とは、学んだ学問や技術を一度外して無に還り、麹と心ひとつにして向かい合うことの大切さのことで、こうして本物の麹造りができる教えだという。

  • ヒストリ−1写真
  • ヒストリ−2写真
  • ヒストリ−3写真
全体の生産者写真
メイン 産地直送
  • 商品画像1
  • 商品画像2

旬の時期しか味わえない
21日だけの究極の醤油漬けは
美食家のゲストにも喜ばれる最高の贈り物

1年で21日だけの鮭の卵から作る 極上「はらこの醤油漬け」

年に一度の旬のはらこの中から、さらに大粒で味がよいものを厳選。代々伝わる鮭料理専門店の秘伝のかえし醤油に漬け込んだ。店主がこだわりを持って作り上げた最上級の醤油漬け。ごはんに乗せて贅沢にはらこ丼や酒の肴として、幸福なひとときを満喫できること間違いなし。

発送可能時期:

商品を詳しく見る

注意事項

最近チェックした商品